このサバニの持ち主は高校時代の生徒指導の先生
ひょんなとこからオイラのおきゃくさんになった。
時たま整備の依頼が来る。
今回はさかのぼること去年の12月「船台から船を落としてしまいプロペラとシャフトを曲げて
しまったので交換してほしい」という依頼だった
↑その時の写真。
シャフトとプロペラを新品の交換。この時プロペラは船主の依頼で速力が出るように
メーカと相談してサイズを変更した。
ところが、年が明けて1月の後半、船主から連絡があって「エンジンが膠着している」と
連絡があった。「おいている間にエンジンが膠着するはずはない」と言うと、
ここで意外な新事実を話しやがった(-_-メ)
「実は去年の7月台風の時に船を浸水させてしまった」だと・・・半年前かよ・・・。
ここから説教タイム(-_-メ)
高校時代の生徒指導の先生にガチで説教してやった。
まず、なんで12月の時点でその話をしなかったか?
そもそも作業の順番が逆であること。
その話を先にしていればシャフト、プロペラ交換の前に
エンジンの点検をしたのにと。
そのあと先生が「ごめんね~素人だからわからんかったさ~。エンジンだめかも
知れないから廃船したほうがいいかね~」とぬかしやがったので。
説教第二弾。
新品のプロペラとシャフトに交換したのに一度も走らせないで
廃船ですか!
あなたがもっと速力が欲しいといったのでこっちはどんだけ
プロペラメーカーと協議したと思っているんですか!
言いたいことを言った後とりあえず点検してみることに(ーー゛)
エンジンは膠着していなかったがエンジンとマリンギヤオイルに水が混入(乳化はしていない)
バッテリーを繋いでもエンジンが起動しなかったので膠着したものだとかんちがいしたようだ。
とりあえずオルタネーターとセルモーターを外す。
セルモーター使えるかな~?
工場で分解。
セルモーター使用不能。やっぱり半年前に浸水したんじゃ~どうしようもない(ーー゛)
オルタネーターはベアリング交換だけで使えそう。
とりあえずセルモーター新品と取り替えてからエンジンがかかるかが問題だ(ーー゛)
つづく
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